フォワードを考える
唐突に「なに言ってんだこいつは」となりそうですが、フォワードを考えるというのは、サッカーでいうところの、攻める人、得点する人をどの銘柄にするかということです。
ちなみに野球でいうところの4番を決めるみたいなことでもありますが、ちょっとサッカーの方が分かりやすそうな気がしないでもないため、今回はサッカーで。
今回のトランプ関税ショックで、保有していた楽天レバナスの含み益がみるみるうちに減っていくのを見て、「あ、こりゃいかん!」と思ってしまったものですから、ちょっと真剣に今後の方針を検討しようかな、と。
ハイテク銘柄の比較(年初来)
上から、FANG+、QQQ(NASDAQ100)、QLD(NASDAQ100のレバ2倍)、TQQQ(NASDAQ100のレバ3倍)という並びで比較してみます。
FANG+だけが指数となるため誤差はあると思いますが、それほど問題はないと思います。
そして予想通りではあるものの、ボラティリティが一番小さそうなのがQQQ。
今週、FANG+が大きく上昇したため、FANG+の方がQQQよりも下落率が低くはなったものの、一番安心して持てるのはQQQと言ってよさそう。
あくまでも年初来という短期ではありますが。
それにしても、レバ2倍、レバ3倍の下落時の加速力は改めてすごい。
QLDはQQQの約2.5倍の下落。
そしてTQQQはQQQの約4.2倍の下落。
急落時は下落が加速していくのがわかります。
ハイテク銘柄の比較(1年)
結構俯瞰して見えてきますよね。
レバ3倍のTQQQなんて正気の沙汰ではない値動き。
プラス60%からマイナス20%とか、気が狂いますよ。
レバ2倍のQLDも40%程度の含み益が一発でぶっ飛ぶということ。
逓減も相まって、レバレッジ物は長期で持ち続けるものではない、という意見を耳にしますが、正直納得です。
持っている私がいうのもなんですが…。
ハイテク銘柄の比較(5年)
5年に伸ばすと、さらにレバレッジ物の気が狂ったようなボラティリティが半端ないです。
TQQQは2022年の下落でプラス400%からほぼゼロまで下がってます。
今回の下落でも200%程度下がっていますが、より長期で低迷した2022年の方が加速度的に下落したというのがわかります。
TQQQを見るとレバ2倍のQLDがかわいく見えてきますが、それでもやばい奴であることはかわりません。
私の保有している楽天レバナスは含み益がプラス60%程度ありましたが、今回の下落で一時マイナスに突入しました。
たった一回の暴落で数年の含み益がぶっ飛ぶわけですから、ある程度覚悟していたとはいえ、頭で考えるのと実際に経験するのは全然違いますね。
FANG+も、QQQに比べるとボラティリティが大きいですが、バランスを考えれば一番しっくりくる動きをしているように見えます。
レバレッジ物よりも下落耐性がありつつ、攻撃力も高い。
等倍のQQQももちろん選択肢にはいりますが、改めて「こりゃFANG+一択だな。」と思った今日この頃。
結論
レバレッジ2倍は体感として、ぎり長期投資でも良いかな、とも思っていますが、今回の下落を経て、現在の保有比率10%強は多いなと感じており、たぶん少しずつ減らして5%程度の保有割合にすると思います。
そして改めて思ったのが、FANG+の良さ。
もちろん、切り取る期間によりますが、リスクリターンのバランスが圧倒的に良いですよね。
レバレッジ物は、リターンも高いですが、リスクも高すぎてバランスが悪い。
今回のようなショック級の下落をまともに被弾するとどうにもならない。
FANG+は「原則固定」と言われている銘柄があり、銘柄選定に対して不安を持つ人も少なくないですが、あくまでも原則なだけで未来永劫変わらないわけではないですし、私はそれほど心配はしていません。
均等加重というのも、10銘柄という少数精鋭ですから、時価総額加重よりも逆にバランスが良いようにも感じます。
実験的にハイテク20銘柄を時価総額加重平均で持つZテック20も買い始めましたが、おそらくFANG+の方がパフォーマンスが良いと予想していますので、ワントップならFANG+、ツートップならFANG+とZテック20。
レバナスはスーパーサブに降格です。
要は、今回の下落でレバレッジにひよりましたよ、ということでした…。
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