【<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド】が気になる

投資信託

2023年3月31日…。

ナスダック100指数に連動した投資信託の中で、信託報酬断トツ最安をひっさげ、彗星のごとくデビューした【<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド】。

リトルikuo
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他社を大きく引き離した信託報酬やないか!

いや、素直にちょっと驚きや。

素敵です。

近年、存在感が薄れてきた感のあるニッセイの反逆が始まりそう。

深堀していきます。

この記事は下記サイトを参考にしています。
ニッセイアセットマネジメント株式会社
マネックス証券

そもそもNASDAQ100指数とは

ナスダック市場は、新興企業向け株式市場の中でも世界最大の規模となっており、世界の主要株式市場のなかでもニューヨーク証券取引所に次いで第2位

そのナスダック市場約3000社の中の上位100社(金融除く)で構成されているのがNASDAQ100指数。

ちなみに上位100社でナスダック市場の時価総額70%以上を占めているようです。

上の表は過去約20年間のS&P500指数・NASDAQ総合指数・NASDAQ100指数の配当込み、米ドルベースのグラフ。

近年のNASDAQ100指数のすごさを表すよくあるグラフではありますが、S&P500指数が子供のように見えるほどの成長…まさに最強指数。

上の表はNASDAQ100指数、S&P500指数の業種別比率の比較。

S&P500指数が幅広いセクターに分散されているのに対し、NASDAQ100指数は情報技術セクターが半分程度を占めています

最先端技術を持つ選りすぐりの企業に投資できる尖った指数といえそうです。

2002/12/312007/12/312012/12/312017/12/312022/12/31
1マイクロソフトマイクロソフトアップルアップルアップル
2インテルアルファベットアルファベットアルファベット(クラスC)マイクロソフト
3シスコシステムズアップルマイクロソフトアルファベット(クラスA)アルファベット(クラスC)
4デルシスコシステムズオラクルマイクロソフトアルファベット(クラスA)
5アムジェンインテルボーダフォン・グループアマゾン・ドット・コムアマゾン・ドット・コム
6オラクルオラクルアマゾン・ドット・コムメタ・プラットフォームズテスラ
7コムキャストブラックベリークアルコムインテルエヌビディア
8クアルコムクアルコムシスコシステムズシスコシステムズメタ・プラットフォームズ
9アプライド・マテリアルズコムキャストインテルコムキャストペプシコ
10イーベイデルコムキャストアムジェンブロードコム

上の表は5年毎の時価総額上位10銘柄の変遷のグラフ。

赤く色のついた企業は、5年前には入っておらず新しく時価総額上位TOP10に入った銘柄。

NASDAQ100指数は時価総額上位100銘柄が年1回入れ替わりますが、毎回のように新顔が上位に顔を出してきています。

健全な新陳代謝が行われている証明ともいえます。

リトルikuo
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とにかくNASDAQ100指数が尖った激熱な指数だということは理解したで!

NASDAQ100指数に連動した投資信託

<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドが話題になっている理由は信託報酬だということは明白なんですが、やっぱり比較しないとわかりにくいのでいろいろ調べてみました。

下記6投資信託がありましたが、結構な数ですね。

  1. iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(大和アセットマネジメント株式会社)
  2. NZAM・ベータ NASDAQ100(農林中金全共連アセットマネジメント株式会社)
  3. インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)(日興アセットマネジメント株式会社)
  4. eMAXIS NASDAQ100インデックス(三菱UFJ国際投信株式会社)
  5. PayPay投信 NASDAQ100インデックス(PayPayアセットマネジメント株式会社)
  6. <購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド(ニッセイアセットマネジメント株式会社)

NASDAQ100指数は大和のレバナス筆頭に2倍レバレッジ商品や、3倍レバレッジもありますが、今回はノーマルのNASDAQ100指数連動投資信託をピックアップ。

ちょっとめんどうですが、頑張って表にします…。

投資信託比較

順番をどうしようかと悩みましたが、左から設定準に並べてみました。

※ 販売会社はS(SBI証券)、R(楽天証券)、M(マネックス証券)です。

iFreeNZAMインデックスファンドeMAXISPayPayニッセイ
設定日2018/8/312020/3/122020/8/312021/1/292021/6/292023/3/31
純資産総額634億円23億円697億円658億円12億円27億円
信託報酬率0.495%0.44%0.484%0.44%0.418%0.2035%
総経費率(直近)0.51%0.61%0.58%0.46%1.77%
販売会社S・R・MS・R・MS・RS・R・MS・MS・R・M

資産総額

純資産総額は、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスインデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)eMAXIS NASDAQ100インデックスの3ファンドが600億円を超え、頭一つ抜けています。

NZAM・ベータ NASDAQ100PayPay投信 NASDAQ100インデックスは、それぞれ23億円、12億円と資金が集まっておらず、この時点で購入対象から外しても良いと思います。

信託報酬率

<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド0.2035%と、今まで最安だったPayPay投信 NASDAQ100インデックス0.418%を大きく上回ってきた信託報酬となっており、断トツのインパクトと破壊力です。

直近総経費率

いわゆる信託報酬率以外のコストである隠れコストと言われるコストを含めた総経費率が実質的なコストとなります。

今回、断トツの信託報酬率の安さでデビューした<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドは、まだ設定日から1年経っておらず、総経費率が出ていません。

それを除くとeMAXIS NASDAQ100インデックス0.46%と最も低く、さらに純資産総額も658億円とトップレベルなため、6ファンドのうち、<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドeMAXIS NASDAQ100インデックスのどちらかを選ぶで良いと思います。

ちなみにPayPay投信 NASDAQ100インデックスは総経費率が1.77%とか、あり得ないくらいの隠れコストなので気を付けて!

なぜ総経費率の出ていない<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドが選択肢に入るのか?

ニッセイアセットマネジメント株式会社のこれまでの実績・信頼と、eMAXIS NASDAQ100インデックス0.44%の半分以下の0.2035%という信託報酬率を設定してきたことにより、「これだけ信託報酬率に差があれば、純資産総額も早い段階で増え、隠れコスト含めた総経費率も最安になるのではないか。」と予想できるからです。

また、販売会社もネット証券大手3社で発売されていますし、信託報酬最安で話題にもなっていますので、早い段階で資金が集まってくることが予想できます。

今後の予想

2024年からの新NISAを前に、三菱UFJ国際投信株式会社からeMAXIS Slimシリーズで信託報酬最安(もしくは同率最安)の商品が発売されるのではないか、と予想しています。

各社しのぎを削ってコストを削った商品を発売することは大歓迎!

結論

<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドの初年度の総経費率が気になる人はeMAXIS NASDAQ100インデックスを継続しつつ、1年後に発表された総経費率が安ければ<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドに乗り換える。

ikuoは新規購入は総経費率を待たずに<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドにします!

リトルikuo
リトルikuo

投資は自己責任。かっこ悪いから人のせいにはするなよ。またな!

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